探偵と銘打っていながら、設定はとんでもなく凄いが、ストーリー展開などいつも舌を巻く出来映えにて。
特に最近の連載にては、‘6’と言う人物の登場ですさまじい緊迫感を与えられたところへ、恐ろしいまでの日常編で大笑いまでさせて下さって……今後の展開が怖くてならんと言う凄いプレッシャーまで読者に与えて下さる。
いや、ついぞ凄い言い方をしているが、紛れもなく誉め言葉である。
作者の松井氏の、実は容赦の無いストーリー展開が凄い。運びが絶妙である。
物語の広げた風呂敷を畳むと言うのは、本当にとても大変なことで、作家諸氏はなかなかこれが難かったりするわけだが、ネウロでは、‘HAL’の時に思いきり広げた風呂敷が、何とも綺麗に畳まれて、それはもうお見それしたと言う…。
なので、‘6’についても、良い意味で怖くてならん。
さて、その「魔人探偵脳噛ネウロ」はアニメ放映されることとなり、ついぞ今夜(10月2日深夜)に始まりを迎える。
TV画面にて動き喋るネウロが、今からとても楽しみにて。
因みに、ネウロの声は子安氏にてある。
集英社 松井 優征(著) 発売日:2007-08-03 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |